● 2002年/国土技術政策総合研究所/
汚水管きょへの雨天時浸入水に関する調査報告書
● 2009年/下水道新技術推進機構/
分流式下水道における雨天時浸入水に関する共同研究
● 2002年/国土技術政策総合研究所/
汚水管きょへの雨天時浸入水に
関する調査報告書
● 2009年/下水道新技術推進機構/
分流式下水道における
雨天時浸入水に関する共同研究
水位スクリーニングから不明水対策へ
水位スクリーニングは迅速かつ経済的な調査手法が必須で、抱えている不明水問題をお聞かせください
①流域負担金の増大 : 下水道収入を上回る、負担金の発生抱えている不明水問題をお聞かせください
①流域負担金の増大 :【調査方法】
【評価方法】
晴雨天時のリスクレベル判定基準
小口径管渠の計画最大汚水量に相当する半管(50%)水位と、溢水リスクが急に高まる満管水位以上とで区分される3段階評価です。リスクレベルのマトリックス評価
晴・雨天時のリスクレベルをマトリックスに統合する方法で、総合的なリスクレベルの分布傾向を全測点で評価します。【仕様】
ます用卵形フリューム EG150F
水位流量関係式
流量 Q = 0.0015*H^2 + 0.0086*H[m3/h] H:水深[mm]
水位 mm | 0 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 |
0 | 0.00 | 0.24 | 0.77 | 1.61 | 2.74 | 4.18 | 5.92 | 7.95 | 10.29 | 12.92 | 15.86 |
1 | 0.01 | 0.28 | 0.84 | 1.71 | 2.87 | 4.34 | 6.11 | 8.17 | 10.54 | 13.20 | 16.17 |
2 | 0.02 | 0.32 | 0.92 | 1.81 | 3.01 | 4.50 | 6.30 | 8.40 | 10.79 | 13.49 | 16.48 |
3 | 0.04 | 0.37 | 0.99 | 1.92 | 3.14 | 4.67 | 6.50 | 8.62 | 11.05 | 13.77 | 16.80 |
4 | 0.06 | 0.41 | 1.07 | 2.03 | 3.28 | 4.84 | 6.69 | 8.85 | 11.31 | 14.06 | 17.12 |
5 | 0.08 | 0.47 | 1.15 | 2.14 | 3.42 | 5.01 | 6.90 | 9.08 | 11.57 | 14.35 | 17.44 |
6 | 0.11 | 0.52 | 1.24 | 2.25 | 3.57 | 5.19 | 7.10 | 9.32 | 11.83 | 14.65 | 17.77 |
7 | 0.13 | 0.58 | 1.33 | 2.37 | 3.72 | 5.36 | 7.31 | 9.56 | 12.10 | 14.95 | 18.09 |
8 | 0.16 | 0.64 | 1.42 | 2.49 | 3.87 | 5.54 | 7.52 | 9.80 | 12.37 | 15.25 | 18.42 |
9 | 0.20 | 0.70 | 1.51 | 2.62 | 4.02 | 5.73 | 7.73 | 10.04 | 12.65 | 15.55 |
Q1 : 測定可能最小流量 ( Q1 = 0.04 m3/h H=3mm )
Q2 : 定格(R.S ±3%)最小流量 ( Q2 = 0.24 m3/h H=10mm )
Q3 : 定格(R.S ±3%)最大流量 ( Q3 = 10.29 m3/h H=80mm )
Q4 : 測定可能最大流量 ( Q4 = 18.42 m3/h H=108mm )
【上下流条件と計測精度】
● 平成29年/国交省 下水応用研究/
光ファイバー温度センサーを活用した雨天時浸入水調査の応用研究
● 平成29年/国交省 下水応用研究/
光ファイバー温度センサーを活用した
雨天時浸入水調査の応用研究
内水浸水とは、河川(外水)からの決壊・越流浸水ではなく、河川に排水しきれない街中の水(内水)がマンホール等から浸水することです。
内水浸水増加の原因は、地球温暖化・日本列島の亜熱帯化・都市化(ヒートアイランド現象)による降雨量と降雨強度の増大、舗装化に伴う雨水浸透率の低下(雨水流出率の増加)が影響しています
内水浸水対策に関連する3業務と、それらを有機的に繋げるペンタフスタイルを提案しています。
①貯留施設・管渠・装置の機能調査
下水道は雨水を河川や海に流す役割もあります。昨今の集中豪雨により、雨水を河川や海に放流できず、
マンホールからの溢水や道路の冠水などで浸水被害がでています。
内水浸水対策として一時的に雨水を貯めておく貯留管の機能調査が進められています。
②道路側溝(U字溝)の集・排水機能調査
③合流下水道 分水施設・装置の機能調査
オイルボールの解消など、緊急対策事業としてのCSO(合流式下水道雨天時越流)対策は、目に見える形で顕著な成果を収めています。
しかし依然として、雨水吐きからの放流の実態(降雨強度と放流量・放流負荷量の、定量的な関係)は知られていません。
降雨初期負荷量調査も、手汲み採水による水質調査が主で、定量ベースの負荷量調査としては改善の余地があります。
放流(越流)負荷量定量システムとして、流入管と遮集管の差分流量から流量を計測する流量計と、自動採水器の連動システムを納入した実績はありましたが、主に経済的理由で普及しませんでした。
この問題を解決するために、弊社では越流水位計測・越流時カメラ撮影と自動採水器を組み合わせた、タフネットリモート採水システムの開発を進めています。
(水位チップによる越流量計測)
圧力チップによる水位スクリーニングを、雨水吐き放流量計測に応用したものです。圧力チップのほかゲージ圧チップや超音波チップを使用することもあります。
越流せき上流2か所(流入渠および遮集渠付近)に圧力チップを仮設し、計測水位hの2か所平均と堰長Bから、フォルヒハイマーの式(水理公式集 発電編 横越流堰)を使用して流量を計算します。
JISK0102の溢れ口への適用にある、フランシスの全幅堰公式(係数1.84)を適用しても、上式とは3ポイント程度しか変わらないので、スクリーニングレベルではどちらを適用するのも可です。
計測精度は、FS±10~20%程度だと推定します。
L字形せきなど、流量式の適用に問題があるケースもありますが、俯瞰・濃淡レベルの越流情報を得る目的には適合し、降雨初期負荷量調査の前段調査として位置づけることができます。
リスクマネジメントに基づく、内水ハザードマップの作成を目的とした、
圧力チップによる水位スクリーニングをお勧めしています。
①管路施設の定点監視
②貯留施設の定点監視
③河川・水路の定点監視
④合流式下水道分水施設の定点監視
①施設調査と定点監視を同次元で
②欠測・不良データを共有するコンプライアンス
③すぐに始め、いつでも止められる時代性
④スクリーニングから取引・証明まで